ブラジル、南共市以外からの衣料品や靴製品に輸入税引き上げ

ブラジルの「聯合報」の最新報道によると、ブラジル政府は9月28日から南共市の国の外から輸入した衣料品、靴類、メリヤス品に輸入税を課し、安価なアジアの同類製品の衝撃に対応している。 この決定により、ブラジルが南共市以外から輸入した靴類と衣料品に課す関税税率は20%から35%に、メリヤス品関税税率は18%から26%に上昇する。 また、南共市のアルゼンチン、ウルグアイ、パラグアイも同様の取り組みを開始し、自国の関連産業を保護している。 今年初め、ブラジル製靴・アパレル生産企業連合会は、ブラジル産業が同国通貨レアル切り上げの影響やアジアの同種製品に衝撃を受けたと発表した。同組織は、ブラジル政府に靴や衣料品の輸入税を引き上げ、自国製品の競争力を高めるよう強く呼びかけている。 ここ3年間、レアルはドルに対して35.8%上昇し、ブラジルの紡績衣料品の輸出が激減した。2006年にブラジルの紡績アパレル業界は2000年以来の初めての赤字となった。また、ブラジル製靴業もアジア製靴業からの大きな圧力に直面している。今年1月から7月にかけて、ブラジルがアジアから輸入した靴製品の総額は1億1000万ドルに達し、2006年通年より65%増加した。